2018年07月11日

【面白い記事の紹介】『 死刑廃止論に徹底反論する無期懲役囚 』









今回紹介するのは デイリー新潮『 死刑廃止論に徹底反論する無期懲役囚 』という記事。


スマホの SmartNews というアプリでたまたま目について、読んでみたらタイトルのインパクトに負けず劣らず、とても興味深い。


この記事は、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚の死刑が執行されたことで掲載されたものであり、前段と後段で2つの論が展開されていて、前段は日弁連による死刑廃止の論。こちらはおなじみの内容なので目新しさはない。


問題は後段の、無期懲役囚による死刑肯定論。


この無期懲役囚=美達大和(みたつやまと)は、著書である『死刑絶対肯定論』の中で服役囚たちが、いかに反省しておらず、彼らに更生を求めるのがどれだけ無駄なことなのかを訴えているという。


特に興味深いのが、長期刑受刑者の時間に対する観念で、美達自身も長期刑に服すことで同じ感想を持ったと語っている。


以下、記事を引用する。


子供の頃に読んだ『巌窟王』では、主人公は14年間獄中にいました。当時は『すごいなあ……』と嘆息していましたが、当所で慣れるうちに『たったの14年か。短かいものだ』と思うようになったのです。今では、15年の懲役刑と聞いても、『何だ。右向いて左向いたら終わりだろう』と言い、同囚たちと笑っています。


獄中といっても、アレクサンドル・デュマ・ペールの時代と今とではだいぶ違う(美達いわく、現在の刑務所は「人権インフレ」のおかげで「悪党ランド」なのだそうだ)が、それでも14年もの間シャバに出られない生活が「右向いて左向いたら終わり」というのは、理解の範囲を超えている。


美達の話は、自身の体験談であって統計を取ってどうこうというものではないが、たぶん……と思わせる妙な説得力がある。


デュマもまさか時代も国境も経た東の果てで、著作がこんな読まれ方をするとは夢にも思わなかっただろう。



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posted by カチハヤ at 17:24| Comment(0) | 面白い◯◯の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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