2017年09月07日

【映画の感想】『 HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY 』




評価:★★★★☆ 見世物映画の真骨頂!


友人から本作を観ようと誘われたときは正直躊躇した。

「えー、EXILEの映画でしょ? 面白いの?」
「俺はすでに一度観たけど、面白いよ。そして今日お前と観て、明日も観に行く予定だ」

そこまで言われたら観ないわけにはいくまい。

チケット屋で1380円で前売り券を購入し、いざTOHOシネマズ新宿へ。

結論。

「なんだこれ、すげぇ面白いじゃん!!!」

前作は観ていない。

それどころかTV版も、スピンオフ作品も観ていないし、EXILEや三代目 J Soul Brothersのメンバーもほとんど知らない状態で観たので、回想シーンで出てくる“髪の短い琥珀(AKIRA)”と、現在進行形の“髪の長い琥珀”が同一人物だということに途中まで気づかなかったほどだ。

だが、それでも必要最低限のストーリーはわかる。

上映開始直後に懇切丁寧な説明があるからだ。

簡略化していうと、舞台となる街には5つのグループがあり、それらが自警団として治安を守っている。そこに九龍グループというヤクザが、政治家とつるんでカジノを建設し一儲けしようと進出してきたので、5つのグループが、なんやかんやありながらも結束して自分たちの街を守ろうと立ち上がるーーというもの。

まず言っておきたいのは、本作はアクション映画だ、ということ。

つまり、普通の映画とはストーリーの役割が違うのだ。

アクション映画におけるストーリーの(最低限の)役割とは、“ アクションに理由を与えること ”だ。

もっと簡単に言うと、あいつは悪い奴だからブチのめしてOKということがわかればいいのだ。

だから、本作のストーリーを批判している人たちには声を大にして言いたい。

「これは、これで良し!」と。

本作はとにかくアクションがすごい。正直びっくりした。

邦画でこれほどのレベルのアクションを観たのは、千葉真一が率い、真田広之、志穂美悦子を要したJAC以来といっていい。

EXILEは21世紀のJACだったのだ!

ダンサーだから身体能力が高いのはわかっていたはずだが、それが映画のアクションとしてこれほど映えるレベルだとは思わなかった。

動く、飛ぶ、跳ねる!

それも5人や10人どころじゃない、数十人が一斉に暴れ狂う。

おそらく香港のアクション映画(たとえばドニー・イェンとか)がやるように、主要な1人を長回しで追った撮り方だとアクションの流れの中で力量からくる粗が否応なく見えてしまうだろうが、主要な人物だけでも20人くらいいるので、その人物たちの見せ場だけつなげていっても相当な時間になる。

見せ場、見せ場、見せ場、殴ってるのか殴られているのかは関係なく映えればいいのだ。

これはアクションだけに留まらず、映画全体が見せ場だらけで、説明はない。

映画の原体験ともいえる、見世物の発想だ。

その方向性をここまで研ぎ澄ましたことには脱帽するしかない。

ほんとに楽しい映画だった!


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posted by カチハヤ at 18:15| Comment(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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